ひょっとして、、、
外反母趾の原因は先の細い靴とか
ヒールの高い靴が一番の原因と
思っていませんか?
間違いではありませんが
靴が一番の原因ではありません。
ヒールを履かない男性でも
外反母趾になりますから。
では何が一番の原因か?
歩行つまり『歩き方』です。
もう少し言葉を変えると
自分よがりの歩行バランスです。
日常生活で
足部に一番負担がかかることが
何と言っても歩行です。
例えば子供の頃は
あんなに簡単にできた平均台も
今の年歳では難しくなりますよね。
これは決して
歩き方が下手になったとか
筋肉が衰えた訳でもなく
年齢を重ねるにつれて衰える
固有受容感覚の衰えが原因です。
さらに年齢を重ねると
もはや平均台を歩くのは不可能
固有受容感覚についての説明は
長くなるので割愛しますが
固有受容感覚が衰えることで
知らず知らずのうちに歩き方が
変化しています。
固有受容感覚の衰えとは別に
内股やガニ股、関節可動域など
生まれ持った骨格の個人差による
足部への負担は個々に異なります。
歩行時の足部への負担も
固有受容感覚の衰えによる
小さなバランスの崩れが原因で
大きな負担へと変わってします。
とはいえ、、
いかなる歩行時の負担にも
柔軟に対応できるのが
本来あるべき足部の機能です。
足部が柔軟に対応することで
あなたの歩行が保たれていますが
機能破綻の結果が外反母趾です。
ほぼ全ての外反母趾は
横アーチが潰れて広がった
開張足と言われる足の状態を
併発しています。
開張足は典型的な前足部の変形で
放置することでそのまま変形が進み
外反母趾となるのが一般的です。
なぜ横アーチが潰れて
開張足になってしまったのか?
開張足の原因を見極めなければ
あなたの外反母趾の変形を
止めることはできません。
痛くない外反母趾の方で
膝痛を併発されている方は
多くいらっしゃいます。
そんな膝痛の一番の原因は
足元からのアライメント不良
つまり歩き方の変化です。
横アーチ構造の変化により
足部の機能が不足していると
ふくらはぎやお尻に過度な負担が
かかります。
また膝の大切な機能として
着地バランスの微調整があります。
外反母趾や開張足での歩行は
微調整をする膝に過度な負担がかかり
それが膝痛の原因に繋がります。
痛くない外反母趾の方で
股関節の痛みを併発されている方も
多くいらっしゃいます。
そんな股関節の痛みの原因は
やはり歩き方の変化です。
とはいえ、、
外反母趾になる理由のひとつに
股関節の可動域低下があります。
つまり股関節の動きの狭さが
外反母趾の原因でもありますが
外反母趾になったことで
さらに股関節に負担がかかり
股関節の痛みを誘発してしまいます。